FC2ブログ

プロテック株式会社 Blog

プロテック社員が綴る日々の出来事やお知らせ

十角館の殺人:綾辻行人

どうも~!営業課の志田でございます!

プロテック唯一のメタラーを自称しているワタクシですが、今回はメタルのハナシはちょっとお休み!
趣向はぜ~んぜん違うんですけども、今回は『推理小説』のお話をさせていただきます!

いやー私ですね、これまであまり本を読む習慣はなかったんですが、ここ最近、とある小説を読んで、いたく感動してしまいまして。

それがコチラ↓
IMG_9748.jpg
十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)
綾辻 行人 (著)



あらすじ
「十角形の奇妙な館」が建つ孤島・角島(つのじま)を、大学ミステリ研の7人が訪れた。

館を建てた建築家は、半年前にその角島で、妻や使用人とともに不可解な焼死を遂げたという。

焼死事件の現場・角島に興味本位でやってきた学生達だが、やがて彼らを襲う連続殺人。

ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける。



去年の年末あたりから、「面白い本はねーがー!」などと、なまはげライクに色々調べてたんですが、たどり着いたのが今回紹介する「十角館の殺人」!

書店でブツを発見し、ワクワクしながら手に取ったものの、さっそくここで私の 「燃え上がる読書欲」減退させる事態が発生。

新品の文庫版を購入したんですが、帯には
「ミステリ史上に残る大トリック!」
だの、
「たった1行が世界を変える!」

などと、仰々しい上にモノスゴク胡散臭い売り文句が 「これでもか!」 と書いてあったんですよ。

ミステリ史がどれだけあるのか知りませんが、そんな簡単に 「ミステリ史上に残る大トリック!」 なんて書いてしまっていいんですかね?

いろんな伏線が複雑に絡みあう物語で、ほんとに 「たった1行が世界を変える!」 なんてことが起きるんですかね?

そんなに前のめりに言われると逆に冷めてしまうというか、帯のおかげで読む気を削がれてしまったりして・・・。


と、ひねくれマインドでブツブツ書きましたが、しかし!
読み始めたらやっぱり止まらなくなりました!
ミステリってのはよく出来てますね。読み手の興味を持続させるのが上手いこと上手いこと。


上にも書いた通り、あらすじとしては「外部との連絡手段が無い絶海の孤島」に、わざわざ訪れたミステリ好きの大学生たちが、次々と不可解な死を遂げていく・・・という話なんですが、孤島の中だけで話が展開するわけではありません。

同時に本土からの視点でもお話は進行していきます。

1日目、孤島 → 同時刻、本土 → 2日目、孤島 → 同時刻、本土 → 3日目・・・

というように、2つの視点で物語が動くんですが、これがまた上手く仕掛けてあってねぇ・・・。

孤島には行かず、本土に残ったミステリ研究会メンバーのもとに、脅迫状のような不可解な手紙が届くんですよ。
本土の方では、それをきっかけに、半年前に起こったという 「建築家の焼死事件」 についての謎を追うことになります。
そこで、道中なにやら怪しい人物が何人も登場して、「いま孤島で起こっている大学生殺人の犯人は、本土にいるコイツなのかも・・・?」というように、巧みに読者を惑わせて来るんですよね~。


更には、半年前に起こったという 「建築家の焼死事件」狂言だった可能性があり、

「実は焼死したとされる建築家は生きているのでは?」

「生き延びた建築家が孤島に潜んでいて、大学生達を殺害しているのでは?」

という説も浮上。


「孤島にいる7人の大学生の誰かが犯人なのか?」

「それとも本土の誰かが犯人なのか?」

「はたまた死んだはずの建築家が犯人なのか?」

複雑に絡み合う事件の伏線ですが、それらがとある1行の文章たった1行の文章1つの解答に収束します。


これはお見事というほかありませんでした。まさに衝撃の1行です。
何も知らずに読む最初の一回が最高の読書体験になるので、まだ読んでない方は最高の幸せ者ですよ。

ただし、孤島にいる7人の大学生の名前がスゲー覚えにくいので、読むときはWikipediaの登場人物の項目を見ながら読み進めることをお勧めします!

いやぁ、久々の読書でしたが、かなり楽しく読むことができました!
個人的にかなり感銘を受けたんですが、私の文章で魅力は伝わりましたかね?
もし伝わってなかったら、この小説の最高の売り文句を考えましたのでお読みください!せーの!

「ミステリ史上に残る大トリック!たった1行が世界を変える!」


それではまたお会いしましょう!See you next time!バイバイ!
前のページ